ギャル★デビューですッ!!!【完】
公園につくと、花壇に腰をかけている晃樹くんがいた。
「…あっ……先輩…っ!!!来てくれないかと思ってた…。」
「晃樹くん…早いね…っ。」
「なんか緊張して…先輩目ぇ腫れてる??」
晃樹くんが優しく私の瞼に触れる。
「ちょっと眠れなくて…。」
「そっか…。先輩…どういうことか、詳しく教えて??先輩のこと、せめたり絶対にしないから…。」
「………うん…。」
私は、裕也の存在、二股してたこと…全て正直に話した。
「そっか…。先輩は俺のこと嫌い???」
「………嫌いじゃないよ…っ!!!……嫌いじゃ…ないけど…。」
「じゃあ、いいじゃん。裕也って人とは別れたんでしょ???俺は別れたくない。今度は今度は俺だけ見ててよ…。」
「…晃樹くん…怒ってないの???」
「…怒るって言うか…悲しかったけど……でも、二股されるより別れる方が悲しいし、俺はやだっ…!!!」
「でも…また傷つけるかもしれないし…」
私、バカだから、また変なことやからかすかもしれない…
もう、傷つけたくないよ…
「何度傷つけられてもいいよ…。別れるより辛いことはないし、先輩もこのままだと辛いでしょ…???俺が絶対裕也って人のこと、忘れさせてあげる。…こういう時に俺をたよっていいんだよ。」
(裕也を忘れられるのかな…。)
やっぱり裕也が1番だよ…
裕也は初カレだし、
裕也との思い出の方は多くて、
簡単には忘れられない…