ギャル★デビューですッ!!!【完】
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プルルルル プルルルル
夜、ケータイが鳴る。
ドクンッ…
心臓がドクドクなる。
ケータイを見るのが怖い…。
勇気を振り絞ってケータイを見る。
着信:ゆきのん
(………ゆきのんか……よかった…)
ほっとした半面、どこかがっかりする自分がいた。
ピッ
「…もしもし。」
《あっ…なな??…ちょっと話せる??》
─今から学校の近くの河原に来て???─
(…ゆきのん…こんな時間内になんの話だろ…??)
私は、不思議に思いながらも河原へ向かう。