恋という迷路。
第1章

迷路の入り口

私はようやく、今年の春に迷路の入り口に立った。


中学2年生に進級したあの日。


生徒のほぼは他のクラスへ


遊びに行っていて教室には、私と他3人ほどだった。


私はこの人、と言って仲良い人は居ない。


さらに自分からはあまり話しかけたりしない。


まあ1人って気楽だし。

好きなんだけど。



私は椅子に座って窓の外を眺めてボーッとしていた時、誰か、聞き慣れたような声が聞こえた。


「りかー、委員会。」


< 1 / 5 >

この作品をシェア

pagetop