‡3姉妹の恋‡【幸せになりたい私たち】
「一華、おまえスゲーな
朝からちゃんと作ってんのホントだったんだなー」
ニコニコと目の前の朝ごはんたちを
頬張る畑中さん
「あったりまえよー、これくらい作れなきゃ
オンナじゃないっしょー」
オイオイ…
魚焼いただけだし、お豆は出来合いにちょこっとプラスした
だけじゃん!
まんまと騙されてる…
ったく…オトコってたーんじゅんっ!
「あれ? 二実華ちゃん
もういいの?」
一通り食べ終えて
お茶をすすってる私に
畑中さんが話しかけた
「えぇ、さっき夜勤から帰ってきたんで
そんなに食べれなくって
一姉、ごちそうさま
私、ちょっと寝るね」
「あ、うん
お風呂湧いてるからね」
「ありがと、入ってくるね
畑中さん、ごゆっくりー」
一姉に健一郎のことを話すのは
また、あとでいいや…
とりあえず、お風呂いこう