‡3姉妹の恋‡【幸せになりたい私たち】
‡自分を信じて…
「いってらしっやい、気を付けてね」
お風呂から出て
自室へ行こうと階段を上がろうとすると
一姉が玄関で畑中さんが出勤するのを
見送ってた
「んっ……そぅ…っ」
あれあれ…朝からお熱いことで…
お出かけのチューにしては
やりすぎでないのぉ?
お熱いチューが終わると
一姉が、名残惜しそうに畑中さんの
背中を見つめ玄関のドアを閉めた
「むふふー、やるわねぇ…畑中さんも」
「ちょっ、ヤダっ!
見てたのねっ! イヤラシイっ!」
階段の下にいた私に気付いた一姉が
頬を膨らませる
「いーじゃん、それだけラブラブ幸せなんだからさ…」
うらやましそうに一姉に言うと
「フミ…? どうした?
彼氏となんかあった?」
どうやら一姉には私の微妙な変化がすぐに
わかったようだ
「まぁ…ね…」