‡3姉妹の恋‡【幸せになりたい私たち】
「な、なにソレっ!
もっと詳しく話しなさい!
コトと次第によっては、訴えてやるんだからっ!」
鼻息荒くソファーにドスンと座る
「う、うん…」
私は、健一郎とのコト、そして
つい最近、奥さんが亡くなったコトを
すべて話した
「はーっ…」
深いため息をつく、一姉…
「人を好きになるのに理由はいらないし
アンタの気持ちもわからないワケはないわ…
フミ、今まで、つらかったわね…」
向かいに座っていた一姉は、
私の隣に移動して座り
私の手を握る
「私は、アンタの思うようにすればいいと思う
アンタがそれで幸せになれれば
私もミアも反対はしないから…」
「ありがと…一姉」
「元気出すのよ
さ! 出勤時間まで休んできな、
起きる頃に、美味しいもの作っておいてあげるから」
「うん、わかった」
一姉の言葉に甘えて
私は自室にむかった