あなたの瞳に映るのは？

『おせーよ！』

まちくたびれた

様子の健が呟いた

『健、来るの早くない？』
『だって、体育祭まであと一週間だぞっ！体育祭の準備とか楽し過ぎ〜♪』

『あっそ〜...健って、部活入ってるの？』

『入ってないけど？』

『そんなに運動が好きなら入れば良いのに』

『....ちょっとな...俺、部活入れないんだ』

『....そうなんだぁ』

健は一瞬

顔を曇らせた

『...お前はどうなんだ？』

沈黙を破るように

健が口を

開いた

『えっ？私？私は入ってないよ〜』

『...そっか』

一瞬見せた

健のいつもと

違う顔

私はなんだか

とても気になった