《完》シークレット･ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜

灰かぶりに魔法のスパイス

　　　　　☆☆☆☆☆



午後の仕事は、別の雑誌の
撮影と、今度行われる
ショーの打ち合わせだった。



それを全部終えて瀬戸さんの
車に乗り込んだのは、９時すぎ。



正直体はクタクタで、今すぐ
布団に潜って寝ちゃいたい
気分だったけど……。



｢よし。それじゃあ行くか｣



｢はい。二人には、さっき
僕から連絡しておきましたよ｣



当然のように話してる
洸さんと瀬戸さんの会話は、
やっぱ帰ろうって状況じゃ
ないみたい。



(本当にするんだ……
“レッスン”)


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