《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
「あの……どこに行くんですか?
それに二人って……」
おずおずと会話に割り込むと、
運転席から瀬戸さんが
快活に説明してくれる。
「渋谷にある、事務所所有の
スタジオです。
二人っていうのは璃子と
リュージですよ。
今日は車がこれなので、
二人には別に向かって
もらってるので」
「璃子さんとリュージ
さんも一緒……?」
一体何をする気なんだろう。
不安を隠せないあたしに、
洸さんは涼しい声で
『着けばわかる』とだけ言った。
やがて車は20分ほど走って
停まり、あたしは二人に
ついて小さなビルに入る。
_
それに二人って……」
おずおずと会話に割り込むと、
運転席から瀬戸さんが
快活に説明してくれる。
「渋谷にある、事務所所有の
スタジオです。
二人っていうのは璃子と
リュージですよ。
今日は車がこれなので、
二人には別に向かって
もらってるので」
「璃子さんとリュージ
さんも一緒……?」
一体何をする気なんだろう。
不安を隠せないあたしに、
洸さんは涼しい声で
『着けばわかる』とだけ言った。
やがて車は20分ほど走って
停まり、あたしは二人に
ついて小さなビルに入る。
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