《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
「バッチリだよ。当然だろ」



「そうか。それじゃあ、
さっそく頼む」



「りょーかい♪」



ピッと親指を立てた
リュージさんは、次に
あたしに目を向けて言った。



「それじゃあ千夜子ちゃん、
まずは隣に移動して」



「えっ? 隣?」



「そう。
ここじゃ具合悪いでしょーが」



具合悪いも何も、これから
何が起こるのか理解して
ないんですけど。



困惑してその場に立ち
尽くしてたら、すかさず
洸さんの鋭い声が飛んでくる。



「コラ、言われたとおりにしろ。

みんなお前のために残業
してくれてるんだぞ」


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