《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
(えぇっ!? そ、そんな
こと言われても……)



そもそも、あたしが希望
してこうなってるわけでも
ないのに。



……とは思っても、実際
とても口に出しては言えない。



あたしはわけもわからない
まま、リュージさんと隣の
部屋に移動した。



その部屋はまた感じが
違ってて、カーテンで
仕切られた造り付けの
フィッティングルームの
ような物がいくつかある。



(ま、まさか……)



この部屋を見てようやく
見当がついてきた。



そしてすぐにリュージさんの
口からも、予想を裏付ける
言葉が出る。


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