《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
「いいよ千夜子ちゃん。
洸、あれで実はカワイク
なった千夜子ちゃんを
相当気に入ってるの。
――洸が、一緒に帰りたい
ってことなのよ」
「えっっ!?」
あんなすました無表情で、
偉そうに命令してる感じなのに?
「ま、まさか……」
「そうなのよ。かーなり
気に入られちゃってるね、
千夜子ちゃん。
私らは洸とつきあい長い
から、よくわか――」
「――オイ、何を話し込んでる!
さっさと来い、千夜子!」
「はっ、はいっ!!」
ピシャッと飛んだ声に首を
すくめ、璃子さんの笑い声を
背中に聞きながら走り出す
あたし。
_
洸、あれで実はカワイク
なった千夜子ちゃんを
相当気に入ってるの。
――洸が、一緒に帰りたい
ってことなのよ」
「えっっ!?」
あんなすました無表情で、
偉そうに命令してる感じなのに?
「ま、まさか……」
「そうなのよ。かーなり
気に入られちゃってるね、
千夜子ちゃん。
私らは洸とつきあい長い
から、よくわか――」
「――オイ、何を話し込んでる!
さっさと来い、千夜子!」
「はっ、はいっ!!」
ピシャッと飛んだ声に首を
すくめ、璃子さんの笑い声を
背中に聞きながら走り出す
あたし。
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