《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
こんなところにも現れてた、
あたしの変化。


洸さんも、色々と気づいて
くれてるんだ。



……そんなことを考えてたら、
唐突に、洸さんはこう続けた。



「そろそろいいかもな。
始めても」



「――――え? 始めるって?」



「本格的なレッスンだよ。

年内には、プロデューサーに
お前を紹介したい。

そろそろいい時期だ」



「―――――!!」



体に一気に緊張が走る。

眠気も一瞬で吹き飛んだ。



(レッスン……とうとう……!?)



「―――ん? 
なんだ、不満か?」


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