《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
「特別プログラム、ですか……」



「根をあげて泣くなよ、
千夜子?」



「脅さないでくださいよぉ
頑張りますけど」



さすがにちょっとビクビク
して言ったら、また洸さんに
クスクスと笑われた。



「楽しみだな。

……オレも、顔を出せる
時には行ってやる。

精一杯頑張れ」



「はい………!」



もう……最初から、そう
言ってくれたらいいのに。




明日から、新たなステップへ、
また一歩前進。



(頑張らなきゃ――!)



決意を胸に、両手をグッと
握りしめるあたしだった――。





     ☆☆☆☆☆


_
< 191 / 480 >

この作品をシェア

pagetop