《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
エミルさんは着替え終わった
あたしをピンと立たせ、
上から下まで舐めるように
視線を這わすと、



「スタイルは、まぁ基本的
にはいいわね。

変な癖もないのね、よかったわ」



そんなことを言いながら、
遠慮なくあたしの太股や
腰に触れてくる。



(スタイルいい? のかなぁ)



太ってるか痩せてるかで
言えば痩せてるけど、その分
胸もなくて、あたしはとても
いいとは思えないんだけど。



そんな疑問は顔にも出てた
みたいで、エミルさんが
あたしのお尻をピシャッと
叩きながら補足してくれた。


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