《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
その為に待ってたスタッフ
さんじゃなかったのかな?



ちょっと驚いてたら、
男の人は『ああそう』と
答えてドアの外に目を向ける。



「誰も来そうにないな。

ちょっと待って、見てくる」



「えっ?」



ア然とするあたしをおいて、
男の人は部屋を出て行って
しまった。



そしてしばらくすると、
ラフな服装をした別の
男の人と一緒に戻って来る。



新しくやって来た男の人は、
あたしを見ると目を丸くして、



「あれっ、なんでこっちに?

B控えに届けてって
言わなかった?」


_
< 20 / 480 >

この作品をシェア

pagetop