《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
嫌味言いながらもマッサージ
してくれたり、こんなこと
言ってくれたり。



いかにも洸さんらしい不器用な
優しさが、今ではわかるよ。



そしてそれがものすごく
嬉しくて――何だか、胸が
苦しくなる――…。



「……はい。頑張ります」



無理するなって言われたのに、
的外れな正反対の言葉を返して。



あたしは息苦しい胸を
そっと押さえて、頷いた……。





     ☆☆☆☆☆



_
< 222 / 480 >

この作品をシェア

pagetop