《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
動揺と恐怖ですくみあがり
ながらも、何とか弁明
しようと試みる。



でもどう言えばいいのか
わからなくて、結局は何も
言葉が続かない。



後ろの方で、エミルさんも
小さく呟いた。



「あれ? 洸がいるから
緊張してたわけじゃ
なかったのかな?」



「…………っ!」



……たしかに、時々集中
できてない時があったし、
洸さんが見てるから緊張
してたのもある。


でもそれは………。



「こら洸、そんな言い方は
ないだろ。

そもそもはお前のせいじゃ
ないか」


_
< 239 / 480 >

この作品をシェア

pagetop