《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
だけど、どういうこと
なんだろう。



あたしに一番足りない
ものって、一体何――…?





――わからないことばかり
だけど、もうそれ以上
聞いても洸さんは答えない
だろうってことが、
なんとなくわかった。



だからあたしはある意味
諦めて、どこかわからない
目的地に着くのを、ジッと待つ。



車は都内を30分ほど走って、
あたしには全く覚えのない
大きなビルの駐車場に入った。



一体何なんだろうと思った
けど、駐車場から乗った
エレベーターで、ハッと気づく。



「ここは………!?」


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