《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
「養成スクール……?」



「あぁ。

お前が通ってるあのスタジオで
エミルのレッスンが受け
られるのは、デビューが
決定したほんの一握りだけだ。

ここではまだその道も
開けてない、本当にただの
モデル志願生がレッスンを
続けてるんだ」



「そうだったんですか……」



そんな養成スクールがある
なんて、知らなかった。



自分の仕事とレッスンに
必死で、契約はしたものの、
会社のこととかほとんど
気にしてなかったから……。



「でも、どうしてこんな
所に……?」



まさかあたし、二軍落ち
みたいに今後はこっちで
レッスンってことなんだろうか。


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