《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
仕事を抜け出して、こんな
所でレジャー? 

しかも洸さんは、顔の
知れ渡ってる人気モデルなのに。



「こんな所で遊んでるの、
もし周りの人に気づかれたら
どうするんですかっ。

サングラスだけじゃ変装も……」



「かまわない、別に」



「かまわなくないでしょう!?」



もう……本当にどういう
つもりなの!?



ハラハラするばかりで少しも
遊ぶ余裕なんてないあたしを、
洸さんは気まぐれにアトラク
ションやショッピングスポットに
連れまわす。



そのうち段々夕暮れが
迫ってきて、辺りが薄暗く
なり始めた。


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