《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
あたしのためって?
目をパチクリさせたあたしを
よそに、洸さんは近くにいた
女の子のスタッフに声をかける。
メリーゴーランドを停める
ように頼んだみたいで、
ゆっくりと速度を落とした
後、停止した。
洸さんはクルッとあたしを
振り返ると、スッと右手を
伸ばして、
「―――さぁ」
(えっ? さ、さぁって……)
乗ろうってことなんだろう
けど、どうして手なんて
差し出してるのか。
驚いたのと恥ずかしいのとで
オタオタしてると、洸さんは
強引にあたしの手をつかむ。
「あっ…………!」
_
目をパチクリさせたあたしを
よそに、洸さんは近くにいた
女の子のスタッフに声をかける。
メリーゴーランドを停める
ように頼んだみたいで、
ゆっくりと速度を落とした
後、停止した。
洸さんはクルッとあたしを
振り返ると、スッと右手を
伸ばして、
「―――さぁ」
(えっ? さ、さぁって……)
乗ろうってことなんだろう
けど、どうして手なんて
差し出してるのか。
驚いたのと恥ずかしいのとで
オタオタしてると、洸さんは
強引にあたしの手をつかむ。
「あっ…………!」
_