《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
抗議の目を向けたけど、
洸さんの意思は変わらない
みたいで、
「知りたければ、自分で
思い出せばいいだろ」
「そ、そんな意地悪
言わないで下さいよ……!」
「意地悪なものか。
お前がどれだけ言っても
フラフラしてるから。
だから話したんだ。
本当は、言うつもりはなかった」
「え――――」
少し怒ったように高く
なった声に、あたしの胸が
ドキンとはねる。
洸さんはもう一度あたしの
顔を自分の胸に押しつけて、
「お前は気づかなくても
よかったんだよ。
だけどオレは――ずっと、
お前を変えたいと思ってた。
あんな寂しそうな顔を
してるお前は、見ていたく
なかったから」
_
洸さんの意思は変わらない
みたいで、
「知りたければ、自分で
思い出せばいいだろ」
「そ、そんな意地悪
言わないで下さいよ……!」
「意地悪なものか。
お前がどれだけ言っても
フラフラしてるから。
だから話したんだ。
本当は、言うつもりはなかった」
「え――――」
少し怒ったように高く
なった声に、あたしの胸が
ドキンとはねる。
洸さんはもう一度あたしの
顔を自分の胸に押しつけて、
「お前は気づかなくても
よかったんだよ。
だけどオレは――ずっと、
お前を変えたいと思ってた。
あんな寂しそうな顔を
してるお前は、見ていたく
なかったから」
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