《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
だからあたしもその輪の中で
過ごしてたけど……洸さんの
名前が出た時には、思わず
ギョッとした。
「洸さんが? どーして?」
誰かが聞くと、情報源の先輩は、
「差し入れ持って来て
くれたみたいよ」
「えっ、マジで? 珍しい〜」
「だよね。後輩がまとまって
出てるからかなー?」
「わかんないけど、ラッキー♪
洸さんに会える〜っ」
騒ぐ仕事仲間の間で、あたしは
一人黙り込んじゃう。
……というのも、洸さんと
あたしの関係は、みんなには
秘密だから。
_
過ごしてたけど……洸さんの
名前が出た時には、思わず
ギョッとした。
「洸さんが? どーして?」
誰かが聞くと、情報源の先輩は、
「差し入れ持って来て
くれたみたいよ」
「えっ、マジで? 珍しい〜」
「だよね。後輩がまとまって
出てるからかなー?」
「わかんないけど、ラッキー♪
洸さんに会える〜っ」
騒ぐ仕事仲間の間で、あたしは
一人黙り込んじゃう。
……というのも、洸さんと
あたしの関係は、みんなには
秘密だから。
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