《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
あたしを駆り立ててたもの。
あたしを熱くさせてたもの。
そんな何かが、風に消された
ロウソクの火のように。
音もなくフッと消えて、
あたしを冷たくしていく――
それが、ハッキリとわかる。
『なーんだ。昔とぜんっぜん
変わってないんだな』
「―――――っ!!」
冷たい声が、耳によみがえって。
―――その瞬間、あたしは……
冷たい床に、ペタンと膝を
ついてた。
「あ……たし…………」
プロデューサーの大声が
かなり近い所で聞こえる。
……そうか。あたしが
止まったのは、ちょうど
ランウェイの先端部分だから。
_
あたしを熱くさせてたもの。
そんな何かが、風に消された
ロウソクの火のように。
音もなくフッと消えて、
あたしを冷たくしていく――
それが、ハッキリとわかる。
『なーんだ。昔とぜんっぜん
変わってないんだな』
「―――――っ!!」
冷たい声が、耳によみがえって。
―――その瞬間、あたしは……
冷たい床に、ペタンと膝を
ついてた。
「あ……たし…………」
プロデューサーの大声が
かなり近い所で聞こえる。
……そうか。あたしが
止まったのは、ちょうど
ランウェイの先端部分だから。
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