《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
五年越しの恋 〜include 洸side〜
☆☆☆☆☆
何が起こったのか、一瞬
洸にもわからなかった。
――いい感じだと思った。
緊張している感はさすがに
否めないが、ウォーキングは
綺麗だし、技術なんて関係の
ない自然と滲み出る存在感が、
やっぱり自分の目は間違って
なかったと痛感させてくれる。
それなのに――それが、
一瞬にして消えた。
洸が輝きを見失った時には
もう、千夜子は床にくずおれ、
両手で顔を覆って泣いていた。
(どうして―――?)
緊張のせいか?
でも、あれだけの振る舞いが
出来てたんだ。
急にあそこまで崩れて
しまうなんて考えられない。
_
何が起こったのか、一瞬
洸にもわからなかった。
――いい感じだと思った。
緊張している感はさすがに
否めないが、ウォーキングは
綺麗だし、技術なんて関係の
ない自然と滲み出る存在感が、
やっぱり自分の目は間違って
なかったと痛感させてくれる。
それなのに――それが、
一瞬にして消えた。
洸が輝きを見失った時には
もう、千夜子は床にくずおれ、
両手で顔を覆って泣いていた。
(どうして―――?)
緊張のせいか?
でも、あれだけの振る舞いが
出来てたんだ。
急にあそこまで崩れて
しまうなんて考えられない。
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