《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
「ふざけるなっ……!」
小さく叫んだ時には、もう
体が動いている。
瀬戸が止めようとしたが、
間に合わなかったようだった。
――止められたって、
やめる気ないけどな。
(お前に千夜子のことを
言う資格なんて、あると
思うな……!)
心の中で唱えながら、洸は
次の瞬間、男の顔を
思い切り殴り飛ばした。
男はハデに吹っ飛び、床に
ドサリと尻餅をつく。
「おい――どうしたっ?」
「え、もしかして遊佐 洸……!?」
ステージにだけ向いていた
周りが一斉に自分達に注目し、
ざわめきが起こる。
_
小さく叫んだ時には、もう
体が動いている。
瀬戸が止めようとしたが、
間に合わなかったようだった。
――止められたって、
やめる気ないけどな。
(お前に千夜子のことを
言う資格なんて、あると
思うな……!)
心の中で唱えながら、洸は
次の瞬間、男の顔を
思い切り殴り飛ばした。
男はハデに吹っ飛び、床に
ドサリと尻餅をつく。
「おい――どうしたっ?」
「え、もしかして遊佐 洸……!?」
ステージにだけ向いていた
周りが一斉に自分達に注目し、
ざわめきが起こる。
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