《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
(もう、わかります。

言葉にしてくれなくても……)



触れ合った唇から、体から。

洸さんの想いが、流れ
込んでくる。



そして――あたしも、今もう
こんなにも、止められない
想いが体中からあふれてる。



――いつも本当のあたしを
見てくれてた。



あたしに変わるきっかけと
勇気を、与えてくれた。



そんな洸さんが――あたし
だってきっと負けないくらい、
大好きだ。



「――好きです、洸さん」



今まで言葉にできなかった
気持ちを、ようやく伝える。


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