《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
(だって、控え室にいたし。

そりゃ、ものすごくかっこ
よくて、オシャレな感じ
だけど……だけど……!)



「……モ、モデルさん
だったんですか……!?」



背中は冷たくなったのに
顔は熱くなるっていう、
何ともおかしな状態。



(あたし、モデルさんに
体当たりくらわしちゃって
たんだ……。

ど、どーしようっ)



――でも、どうしてモデル
さんがあたしに会いに来るの?


それにさっき言ってた、
スカウトとかって――…。



「そ、それで、今日は……?」



震える声で尋ねるあたしに、
洸さんが告げた言葉は。


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