《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
曖昧に説明すると、佳代は
さらに怪訝な声になって、



『は? メンズ誌ってこと?

それってお姉ちゃん、
まさか……!?』



「……違うよっ。
そうじゃなくて……!」



おおかた彼氏か好きな人が
出来たって思ってるんだろう。

それはすぐにわかったから、
あたしは頭をフル回転
させてなんとか答える。



「バ、バイトの先輩が辞めるの。

送別品に、モデルの遊佐洸が
着てるような服がいいって
言われて」



『えっ、ヒロム? へぇ〜っ』



「佳代も知ってるの?」


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