ハッピーエンドから始まる物語
整った顔立ち、漆黒の黒い髪に黒い瞳は、宝石のブラックオニキスを思わせる。
少し長いその髪は、右側に細やかな彩飾の飾りで束ねられ…
上質な衣服を見に纏い、所々細やかな彩飾の金が飾られているその出で立ちは『王』以外の何者でもないのは誰が見ても一目瞭然である。
そんな一国の王である主に不機嫌オーラ全開で睨むことが出来る彼女もまた、パートナーである『王女』に他ならない。
「……何か用?」
鋭くガンガンに殺気を込めて(いやホントに殺しはしないけど。)睨んでんのに、熱っぽい瞳で見つめ返されてはどうにもならない。
アタシのが強いのにこの男にはいつも負かされっぱなしだ。
それも悔しくて、しかも顔が熱く今絶対赤くなってしまっているであろう頬を誤魔化すようにそっぽを向いて毒づいた。
「用?用なら常にあるよ。」
こっちがそっぽを向いてるのもお構いなしに距離を縮めて抱き締めてくる。
くいっと横向いた顔を手で正面に向かされ、そっとキスをして。
まるで『ね?』と言わんばかりの目線で見てくるから
その勝ち誇った顔の見えない場所…みぞおちに軽く一発入れてやった。
「調子乗んな」
少し長いその髪は、右側に細やかな彩飾の飾りで束ねられ…
上質な衣服を見に纏い、所々細やかな彩飾の金が飾られているその出で立ちは『王』以外の何者でもないのは誰が見ても一目瞭然である。
そんな一国の王である主に不機嫌オーラ全開で睨むことが出来る彼女もまた、パートナーである『王女』に他ならない。
「……何か用?」
鋭くガンガンに殺気を込めて(いやホントに殺しはしないけど。)睨んでんのに、熱っぽい瞳で見つめ返されてはどうにもならない。
アタシのが強いのにこの男にはいつも負かされっぱなしだ。
それも悔しくて、しかも顔が熱く今絶対赤くなってしまっているであろう頬を誤魔化すようにそっぽを向いて毒づいた。
「用?用なら常にあるよ。」
こっちがそっぽを向いてるのもお構いなしに距離を縮めて抱き締めてくる。
くいっと横向いた顔を手で正面に向かされ、そっとキスをして。
まるで『ね?』と言わんばかりの目線で見てくるから
その勝ち誇った顔の見えない場所…みぞおちに軽く一発入れてやった。
「調子乗んな」