君は狼、(仮)
「よしっっ!!」


よしっっ!!


じゃなぁぁい!!


「じゃああんたもう帰んな??」


「ふぇ?」


「もうメイクもしたし帰った帰った!!」


ええええ......


そんな扱いって........。


「じゃぁね~!!」


開いた口がふさがらぬまま私は家の外へ出された。


とりあえず帰ろうと歩き出した。


前をむいて歩いていた私は気が付くはずもなかった。


後ろで私に手を振っている美来がにやりと怪しげな微笑みを浮かべていることなんて...。
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