君は狼、(仮)
光輝を見ると満足そうな顔で笑っている。


何がそんなに嬉しいんだか。


「じゃあ帰ろっか。」


それから私たちは他愛もない話をして帰った。


結局家まで送ってもらっちゃった。


ばいばいといって家に入ろうとしたとき光輝に腕をつかまれた。


「俺...。美香の事好きだから。」


「私は好きじゃないからっっ!」


そういうと光輝は私の唇に指を当てて怪しげな笑みを浮かべた。


光輝がやると様になっていて不覚にもドキドキしてしまう。
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