君は狼、(仮)
今君は。


∼光輝side∼


美香を家に送っている途中,ある女の子が俺の脳裏に蘇っては消え,また蘇っては消えていた。



.....。


―――――――――――あれは確か小学二年生の時だった。


「光くん!遊ぼ?」



そう言って俺の後をいつもついてくる,俺より一つ年下だった女の子。



名前は確か
――――――――美姫だった。



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