Kiss♥Kiss
そして今です・・・


やっと男に解放された私は、
慌てて制服の袖でごしごしと
口をぬぐった。

たっぷりつけてきたグロスせいで、
袖は淡いピンク色に染まってしまった。



・・・ファーストキスだったのに(泣)

うぅっ・・・
マジで泣きそう・・・



それを見て男はニヤニヤしている。

「舌も入れれねーの?」


私をバカにしたようにフッと笑い、
ぬれた唇を舌でペロッとぬぐった姿は
まるで野獣のようだった。


・・・見とれてる場合じゃない!!



私はきつーく男を睨み、
言ってやった。






「サイテー男!!!」


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