この町の為に出来ること
最初に尋ねたのは町役場の観光協会だった。
新しい施設の利用スケジュールや施設の内容、利用の規約など。
この情報がないと始まらないと思ったからだ。 受け付けてくれた役場の担当の方は淡々を冷たい説明を繰り返す。
一通りの説明を受け、必要なパンフレットや予約の書類を頂き、今日は帰ることにした。
ふと思い出したように振り返り担当の方に笑顔で問いかけてみた「大鹿っていい町ですよね?好きですか?この町?」最後の最後に担当の方は最高の笑顔で答えてくれた「大好きですよ」この一言が今日の収穫だったと言っても過言ではない。例え作り笑顔であっても、おきまりの切り返しであったとしても笑顔で素直に自分の地域を好きといえる人にならなきゃと切に思った。
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