俺様幼なじみは婚約者!?
「お父さん!お母さん!」
夢華が声を張り上げた
しかも真っ赤
「ん?」
「なぁに?」
この人達、言動が若すぎねぇか?
まぁ違和感がねぇのが不思議だがな。
「ん?なぁに?じゃないよ!!何でいきなり優牙に義父、義母って呼んでね♪なの!?」
「だってこれから家族になるんだから当たり前じゃないか♪」
「そーよ夢華!優牙君は私達の家族になるよ?」
家族・・・
当たり前何だな・・・
俺、この人達のこういった人間性が好きだな。
優しく包み込んでくれる雰囲気の持ち主
「そういう事だから、夢華ちゃん!俺達も義父、義母って呼んで?」
今度は親父
夢華は全てを諦めたように
「はい」

そう答えた
ドタバタした半日だな
「ん?ねぇお母さん」
「なぁに?夢華」
「あたしと優牙の荷物って向こう何だよね?」
「えぇ、そうよ?」
「じゃあ向こうに生活の必需品とかあるってこと?」
あー、確かに
こいつ良く頭回るな
まぁ俺と学年トップを争う奴だし当然か
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