俺様幼なじみは婚約者!?
仕事が忙しかった両親
兄妹のように育ったあたし達は幼い頃から夢に向かっていた

夢でもあるけど半分は強制のもの
嫌だとは思って無かったけど、優牙といると女子から嫌な目で見られたし無視とか陰口が絶えなかったけど別にどうも思わなかった
考えても、行動しても仕方なかった
「優牙はなんであたしと一緒に住もうと思ったの?小父さんに逆らえなかったから?」
「違ぇよ。俺は夢華だから決めただけだ、幼なじみとしても女としてもお前は俺の理解者であり境遇者だろ」
迷いの無い、目に俺様のように笑う優牙
「ちゃんとあたしのこと女として見てるんだ」
「は?」
え……?あたし今何て言った?
「あ、何でもないよ!!気にしないで」
あたしはごまかす様に笑う
優牙はあぁと小さく頷いた

あたし、どうしたの?

あたし達はまた話題を変えて学校に向かった


あたしは芽生え気付き始めた感情に見て見ぬ振りをした
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