いじめられっ子の華麗な素顔
私達の学校は、
お金持ちらしく執事の同伴が可能。
私も黒影を連れていた。
そして、はるかも。
ある日、聞いてしまった。
はるかと執事の会話を。
―――――――――・・・
「―――・・・んとにこれでいいの・・・?
お父様の言いつけって・・・。」
「えぇ。雅野家のためでございます。」
言いつけ・・?
雅野家の、ため・・・・・??
嫌な予感しかしなかった。
「月園家と繋がりを持てば、
雅野家も安泰だと、
旦那様もおっしゃっておられます、お嬢様。」
「でも――・・・・」