いじめられっ子の華麗な素顔


「いつものように、こちらでよろしいですか?」


バレないように、といつもおろしてもらっている、

学校のかなり手前。


そういえば今日は大分はやいわね。


『いや、もう少し行って頂戴。

 100mほど手前で。』


それでも念のため、少しは距離を置くことにした。


・・・・・・・


「では、お気をつけて。」


『ん。ご苦労様。』


黒影に別れを告げ、学校へと歩き出した。
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