葉が欠けた四葉のクローバー
フェンスの上に座っている謎の女がいる....。


年齢は自分たちより年下で、黒いパーマの掛かった髪で全身黒いスーツで決めている。


「私はMrs.Z.....よろしく」


Mrs.Zは冷笑を浮かべながら言った。


「Mrs.Z?だと.....」


俺達は突然現れた女に動揺を隠しきれなかった。


「ねぇ.....まだ、ツバキ様が生きてるって言ったらどうしますか?」


「なに?そんなわけないだろ!!」


俺は大声を上げた。


「そうだ!!ツバキはもうこの世にはいないのだよ!!」


悠羽も大分怒っている様子。


「悠羽のゆうとおりだよ!!」


伊織も腹が立ってしょうがないという様子。


あらら.....と呆れているMrs.Z。


「確かにこの世にはいません....ですが!!死者の国で年に一度だけ開かれる、大会があります。それは.....死者蘇生を掛けてのゲーム。その大会にツバキ様が出場されます。
そのゲームはサポートとしてこの世の人間を死者の国へお連れすることが出来ます。どうです~行ってみませんか、死者の国へ。いいえ...会いたくはないですか~?ツバキ様に」


「会えるなら会いたい......。」


「本気か!!龍雅!!」


「俺はいくことにするのだよ」


「悠羽まで!!くそ~!!俺も行く!!」


「「「死者の国に連れていけ!!」」」


一瞬ものすごく恐ろしい笑みを浮かべたMrs.Z。


「はい~それでは、3名様ご案内~」







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