silent*love
「このまま自然消滅しちゃってもいいの?」
ユイの言葉が、ぐさりと胸をえぐる。
抜けないくらい、深く、深く。
「……向こうはもう、私と関わりたくないんじゃないかな」
自分で口にして、悲しくなる。
私も彼も、あまり喋るほうじゃないから。
自然と話題も無くなって。
沈黙だけが、存在してた。
顔に笑顔を貼り付けてみても、心は泣いてる。
ほんとは、また近づきたい。
どんな些細な会話でもいい。
会話すら、無くてもいい。
ただ彼の時間の中に、少しでも存在していたいんだ。