専属SPは俺様王子

「え…」


あ…私のSPさん…。

後ろからつけられてたなんて…。

前しか見てなかったよ~。


がっくり肩を落とす私。

それをよそに、凛と胸を張ってる彼。


「鞄も持たずにどこまで
お出かけですか?」


あ…かばん…。
忘れてた…。

ってか私の鞄、触らないでよ!!


「落ち込んでる顔もかわいいな」


「…///」


そう言ってこっちをじっと
見つめてくる彼。


ば、ばかじゃないの…。

そんなこと思ってもないくせに…。


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