専属SPは俺様王子
「修…。」


帰国子女さんは、専属SPに近づき
何か喋っている。


「今のうちに…」


そうつぶやいて、私は
部屋に向かって帰ることにした。


うまく逃げきれてよかった~!!

あっ!!でもさっきみたいに
うしろから…。


そう思って後ろをきょろきょろする。


「よかったー!」


「何がいいことでも
ありましたか?」


え…あ…運転手さん…。

恥ずかしすぎる…。


「いえ…。」


そう言って横をすたすたと
通り過ぎ、自分の部屋に入った。



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