ヒマワリ〜君と過ごした半年間〜
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ん―――――
朝の光がカーテンの隙間からあたしの顔を照らす
「おはよう奈々」
隣には優がいる。
「ぉはょ」
昨夜の事を思い出して
顔が赤くなる。
結局昨日は離れたくなくて
お互い実家暮らしだから
ホテルに泊まった。
人生初のラブホテルに終始緊張しっぱなしであたしには全く余裕がなかった。
今までそうゆう経験はあったものの、覚えたての手探りでぎこちないものだったから
優の余裕な表情と
大人な動きにあたしはされるがままだった。
「俺今日仕事やけど奈々学校いく?」
昨日まで《奈々チャン》だったのが呼び捨てになっているのがなんだか彼女になった実感がして嬉しくなる。
「うん。行くけどまだ早いし一旦家に帰るよ。」
「じゃぁ家まで送るわ。親とか大丈夫なん?外泊してしもたけど」
「うん大丈夫〜♪ありがとっ」
反抗期真っ最中のあたしは
両親との会話もなく
好き放題やっていた。
だから今ではもうあたしに
何も言ってこなくなった。