真冬…夕暮れ…シーサイドパーク
 
 1分、2分と、沈黙が続くうちに、このロケーションに会話なんて必要ないような気がしてきた。


 この場所のこの時間の中に、こうして彼女と僕が存在していることが、ただそれだけで不思議な心地よさに感じられて。

 この先二人がどんな関係になるとしても、このまま何も言葉を交わさずに別れるとしても。 
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