トキメキ学園生徒会!!


『(あー、面倒くさい)…失礼しまーす』




部屋に入ると絵の具の独特な匂いが漂ってきた。
小さな部屋だけどあったかい感じがして、とても居心地がいい。




『誰もいないのかな…』

「んー…」

『ひゃぁっ!!!』




誰もいないと思っていた部屋でいきなり声がした。
風でなびくカーテンのかかった窓を見ると黒髪のツンツンの奴が寝ている。




『あの……』

「ん?あー…」




…起きてる?てかこの人が三年生の人だよね。




『えっと、頼まれてた画材とか持ってきたんですけど…』

「ありがと~。そこおいといて。あ、今何時?」

『4時ですけど…』

「もうそんな時間?はやいね」


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