トキメキ学園生徒会!!
学校も終わり、生徒達は続々と校門を出て行く。
一方あたしは、担任のゴリラに押し付けられた雑用といって、教室の窓拭きをしていた。
『あんのクソゴリラめ……』
あぁ……今日はなんだか疲れた。
あたし、この学園でやっていけるのかな?
なんて思いながら、帰宅していく生徒達をぼーっと眺めていた。
すると、
‐‐‐ゴンッ
『痛っったあぁぁ!!!』
「あ!ゴメン!」
頭にバスケットボールがぶつかり、頭をさすっていると、体育館からスタイルのいい男の人がこっちに向かって走ってきた。
「大丈夫だった?ホントごめんね!なんかお詫びしよっか?」
『いや、大丈夫です…』
「あ!新入生だよね☆名前は?」
『えっと、斉藤ひなたです…』
「ひなたかわいいね!俺、安藤マコト!2年A組!!よろしくねっ!!あっ、マー君でいいよ!」
『は、はあ、』
いきなり呼び捨て?
ってかテンション高っ!
うっとうしいくらいの眩しい笑顔と、ウザイくらいのテンションに押されて、曖昧に返事をする。
やがて友達に呼ばれた先輩はマー君先輩はバイバイと言って体育館へ帰って行った。
すると、今度は目の前にサッカーボールが転がってきた。