sky princess



『記憶? こっちの世界? なにそれ?なんのこと?』



男の口から発せられた言葉たちに疑問を抱き、目の前の男に質問を投げ掛けた。



すると、男が急に私の前に片足をついて膝まづき、右手を胸の前で添えた。



「俺の名は、ラン。そして我が世界の国の名は、スカイクロス。スカイクロスの伝説唯一の我が姫君…、それが貴方様…、神夜蒼空、いえ……、ホントの名はソラ・クロス・フィリア。スカイクロスを治めるクロス家のご令嬢であり、クロス家次期当主であられます。」



『スカイ…クロス……?』



「はい。貴方様には御自分の世界の国の居場所、陛下と王妃…つまり、貴方様のご両親、ご家族に逢ってほしいのです」













< 7 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop