LOVE LOVE LOVE



「きっと俺はお前が好きだから。
ずっとずっと好きだったから。
5年前から忘れられなかったんだ。」

「え…、どうゆうこと?」

「俺はお前を5年前から知っていた。
だからあの事も知っていた。」

「…。」

「ごめんな。黙ってて。」

「わかんないよ。
どうして…、どうして
陸斗は私を知ってるの?」

「前の中学のときに
同じだったんだ。
けど話したことすらなくて…
俺はお前の笑顔に惹かれた。
いわゆる一目惚れてやつ。
だけどお前の親友が裏切ったような
行動をしたとき俺は守れなくて
ごめんな。」

「何で…、何で陸斗が謝るの?」

「お前を守れなかったから。」


真っ直ぐな陸斗の目は
ドキッとした。

こんなにいい人がいたんだって。


そして大好きなんだって。



< 17 / 36 >

この作品をシェア

pagetop